菌類

ビアトリクスは幼い頃から、動物や植物を描き始めました。特に菌類に興味を持ち、300点以上の絵を完成させています。キノコに興味を持つきっかけをビアトリクスに与えたのは、ポター家の友人で、ダンケルドの郵便配達人のチャールズ・マッキントッシュでした。チャールズはキノコとシダに魅せられ、毎日、配達ルートを歩きながら観察していました。

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1888年までに、ビアトリクスは定期的にキノコを描くようになっていました。チャールズは見本を集めて、冬にロンドンに送っていました。ビアトリクスの書いたものからも、キノコに対する思いが伝わってきます。ハッチェドナイズ・ウッドで見つけた標本についてこう記しています。「喜びの中の喜び、とんがったシロエノクギタケ。コケの中に丸くてぬるぬるした紫の頭部。古いチーズナイフで慎重に取り上げた。」

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ビアトリクスは、克明なスケッチを描くことにより、菌類に精通するようになり、時代の先を行く女性として抜きん出るようになります。ビアトリクスは、担子菌と他の菌類を一緒に発芽させることに初めて成功し、地衣類の共生集合性を初めて発見しました。女性が独自の実験を行い、理論を展開したことで、ビアトリクスは科学の世界に衝撃を与えました。

1897年、ビアトリクスは胞子を栽培する新しい方法についての発見をまとめた論文をキュー国立植物園長のウィリアム・ティセルトン・ダイアーに提出しました。ビアトリクスの伯父で、ロンドン大学の副学長を務め、理解ある実力者のヘンリー・ロスコー卿が付き添いました。しかしながら、当時、女性は協会の会議に出席することを許されていなかったので、ビアトリクスがリンネ協会に自分で提出することは許されませんでした。そして、おそらくは専門家の嫉妬を買い、ビアトリクスの主張は注目されず、無視されました。

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